金曜日, 11月 18, 2005

日本の女性の家庭での変化

子供を世話して、洗濯して、料理を作って、掃除をして、買い物をする…。女性は毎日このような生活を送っていた。しかし、数年来、日本の既婚の女性が家から一歩踏み出して、だんだん社会に出ることが多くなるに連れて、家に残って家事・子育てをする「男性主婦」が現われ、その数が増えてきている。
 日本の女性は徳行で知られていて、家事・子育てをすることは女性たちのするべきことであるとかねてから考えられている。しかし、最近、日本の女性の仕事や生活の上での役割が大きく変化してきている。日本の女性が男性と同じような仕事をする機会がだんだん増えてきて、経済上の独立性を獲得し、彼女たちの社会的地位も大きく変化してきている。良妻賢母よりも、彼女たちは独立な立場でいることを願う。たとえ子供が生まれた後でも、彼女たちはそのために自分の仕事を辞めることを願わない。その結果、ここ数年、日本の出産率が低下している。日本政府の統計によると、二00三年の日本の人口の出産率は過去最低で、一世帯あたり平均一.二九人にとどまっている。この数字は日本が世界の最低出産率国のうちの一つであることを意味する。また、日本の女性の自立が同時に離婚率の増加を引き起して、その結果、父子家庭の数が増加し始めている。
 一般的に、日本人は女性が結婚した後は働くべきではないと思っているようだ。しかし、結婚以後、もし妻が退職せずに仕事を続け、家庭の収入が増えれば、男性が家族の為に年中働く必要がなくなる。実際、日本社会で終身雇用制度を採用している会社が減ってきている今、男性の会社以外の事に費やす時間が増えてきている。もし、男性がこの時間を家事・子育てに費やせば妻の負担も軽減されるだろう。専門家はこの夫婦間の家事・子育ての分担は、男性の理解と、それを受け入れる意志がないと実現しないだろうと言っている。しかし、より多くの男性が役割分担をすれば、日本の出生率はむしろ増加する可能性があるとも述べている。しかし、男性が家事・子育てをすることは未だに稀な事と思われており、既に家事・子育ての役割分担を始めた少数の男性、特に男性主婦は、世間の目に圧力を感じているようだ。